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【弁護士会 「左傾」の要因(5完)】政治闘争の一方で権益拡大のため与野党と〝全方位外交〟 「立場」使い分ける日弁連

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【弁護士会 「左傾」の要因(5完)】
政治闘争の一方で権益拡大のため与野党と〝全方位外交〟 「立場」使い分ける日弁連

日本弁護士政治連盟(弁政連)のホームページ画面。弁護士の活動領域拡大などを訴えている。役員は日本弁護士連合会(日弁連)の役員出身者らが多い 日本弁護士政治連盟(弁政連)のホームページ画面。弁護士の活動領域拡大などを訴えている。役員は日本弁護士連合会(日弁連)の役員出身者らが多い

 本来望ましいのは、強制加入団体として政治的中立性が求められる日弁連は政治問題でなく、弁護士の職域拡大などの権益活動を行い、弁護士の間でも意見が分かれる政治的声明は任意団体である弁政連が出す-という形だろう。

 「『弁政連は日弁連と一体』とうたうのであれば、なおのことそうであるべきだ」。日弁連の偏向的姿勢を問題提起してきた弁護士、高池勝彦(74)=東京弁護士会=は語る。事実、弁政連の役員は日弁連の役員出身者らが多く、現トップの理事長、山岸憲司(69)も日弁連会長経験者だ。

 しかし、双方の組織が政治性の有無を考慮しつつ、明確に役割分担をしていこうという気配はない。

 「政治におもねらない」という信条はどうか。各政党との懇談会には日弁連と弁政連の幹部が参加している。これまでの議題は、自民党とは司法修習生への経済支援や法曹の活用拡大など実利的なものである一方、民進党とは憲法改正、公明党とは死刑制度廃止など観念的なものだった。

「根っこは同じだ」

 「クリーンで透明な運営をする」という原則も、お題目だけのようだ。

 産経新聞は4月、弁政連に(1)力を入れてきた政策(2)日弁連との役割分担(3)応援する政治家の基準(4)「政治的声明は日弁連ではなく弁政連で出すべきだ」との意見の受け止め-などについて取材を申し込んだ。

 しかし、弁政連は「取材には応じられない」と回答。取材拒否の理由についても「差し控える」と一切答えようとしなかった。

 「弁政連と日弁連は根っこは同じで、異論を受けつけない体質は一緒だ」と高池は語り、こう続けた。「弁護士でありながら、少数派の意見を無視している傲慢さを自覚しないのだろうか」

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