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「戦後の反省」に対する反省をすべき時 本紙・安本編集委員が講演 教科書に載らぬ神武天皇と楠木正成

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「戦後の反省」に対する反省をすべき時 本紙・安本編集委員が講演 教科書に載らぬ神武天皇と楠木正成

「公」を重んじた楠木正成の再評価を訴える安本編集委員 「公」を重んじた楠木正成の再評価を訴える安本編集委員

 産経新聞の連載記事「戦後72年楠木正成公」などを担当する安本寿久編集委員が、松江市で「神話の国で考える楠公精神~日本人の『公』とは何か~」と題して講演した。島根日産グループ(櫻井誠己社長)の幹部研修を目的とした「経営研究塾」の講師に招かれた安本編集委員は、出雲国ゆかりの神話に絡めながら、見直すべき南北朝時代の武将・楠木正成の精神などについて話した。主な講演内容は次の通り。

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 今年は、昔風にいうと皇紀2677年。神武天皇が即位してから、政治的スタイルは変わりながらこれだけ国の形を一定に保っている例は他にない。「中国は4千年」というが、例えば元の成立時には漢民族の国ではなくなった。中華人民共和国にしても歴史はせいぜい70年足らず。サンマリノ共和国の大使が講演でおっしゃった。「日本は、ギリシャやイタリアよりも古い世界最古の君主国だ。にもかかわらず、そのはじめの人が教科書に載っていないのはおかしい」と。

 戦後、「神武天皇はいなかったのではないか」と言われている。証拠がなければその歴史はない-という唯物史観で語られ、本来は「国父」ともいうべき神武天皇が、今の教科書には詳しく載っていない。それは楠木正成も同じで、2人には教科書に載らない理由につながる共通点がある。

 それは、戦時中のスローガンに使われたこと。楠木正成の「七生報国」と、神武天皇の「八紘一宇」。これは本来の言葉と違う意味で使われ、「日本人を侵略戦争にかき立てた」として2人ともタブー視された。だが、「戦後の反省」に対する反省をすべき時がきた。本来の日本人の在り方や日本人が持っている利点をもう一度見直したい。

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