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耐震基準強化、技術開発…相次ぐ地震で、揺れの厳しい南海トラフ地震への耐震対策進む

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耐震基準強化、技術開発…相次ぐ地震で、揺れの厳しい南海トラフ地震への耐震対策進む

 j.Podは新築の構造体としてはもちろん、既存の建築物では、内部にはめ込む形で震度7に耐えうる耐震補強が可能だ。

 耐震リングとj.Podを使用した最近の大規模工事の事例では、青森の松風塾高校がある。木造校舎の耐震化を、約1800の耐震リングとj.Podで進めている。

 大規模建築の耐震化の場合、全面改築されることも多いが、そうすると工費がかさみ、工期も長くなる。学校などの場合、仮設校舎を設置する必要など負担が大きくなる。

 しかし、耐震リングとj.Podを組み合わせれば、工事は補強のみで小規模のため、ほぼ学校活動に支障が生じることなく施工することが可能だ。

 大阪府枚方市では、軽量鉄骨の幼稚園・保育園の耐震化を松風塾高校と同じ工法で行い、工費を改築の50分の1におさめ、工事も夏休み中に完了した。

 これらの工法は一般民家のほか、京都の平等院、南禅寺をはじめ全国の文化財や史跡、観光施設、駅舎などで実施されている。

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