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【大阪ブルース!】掛け声、ちゃちゃ入れ…少しもおとなしくしていないブルースの伴奏

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【大阪ブルース!】
掛け声、ちゃちゃ入れ…少しもおとなしくしていないブルースの伴奏

昨年のブルースフェスでの一コマ。有山じゅんじさんと山岸潤史さんのユニット「有山岸」は誰がリード・シンガーで、誰が伴奏かという区分はまったくなく、意味もない。しかも、どこからどんな「茶々」(音)が飛び出してくるか、まるで予想もできない(SLOT PHOTOGRAPHIC) 昨年のブルースフェスでの一コマ。有山じゅんじさんと山岸潤史さんのユニット「有山岸」は誰がリード・シンガーで、誰が伴奏かという区分はまったくなく、意味もない。しかも、どこからどんな「茶々」(音)が飛び出してくるか、まるで予想もできない(SLOT PHOTOGRAPHIC)

 ブルースもポピュラー音楽として、つまりCDになったりして成立している以上、「歌」が主役として中心にあり、「伴奏」のようなものもある。だからふつうにCDを聴いているだけでは、どこがメインストリームのポピュラー音楽と違うのか、にわかにはわかりにくいかもしれない。

 しかし、いろいろなブルースのCDを聴いてゆくと、また生演奏を観る機会を重ねてゆくと、「伴奏」のあり方がメインストリームのそれとは少し違うことがわかってくるだろう。

 ひとことで言えば、ブルースにおける「伴奏」はちっともおとなしくしていないのである。

 ロックやジャズでも、「伴奏」として位置づけられるプレイヤーが前に出てくることはある。ソロを取るときとか、「フィル・イン」とよばれる短い合いの手を入れるときとか。しかしそれ以外のときは概しておとなしくするように躾けられていて、主役であるべき歌い手やソロイストを立てているのがふつうだろう。

 ところがブルースの伴奏者はちっともおとなしくなんかしていない。もちろんおとなしくしている伴奏者もいるのではあるが、大なり小なり、誰しもが「自分の音」を出している。

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