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【田淵幸一物語・第3部(19)完】黒い霧事件の教訓 タダ酒は飲まない

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【田淵幸一物語・第3部(19)完】
黒い霧事件の教訓 タダ酒は飲まない

黒い霧事件発覚で西鉄戦の客足もバッタリ=昭和44年秋 日生球場 黒い霧事件発覚で西鉄戦の客足もバッタリ=昭和44年秋 日生球場

 当時、選手会の会長を務めていた巨人・王貞治は「この一連の事件で残念なのは、噂に挙がった人たちがいろいろ否定しながら結局はそれが『事実』という例が多かったこと。これではファンのプロ野球不信につながってしまう。ファンの疑惑の中で一生懸命にプレーしている多くの選手が迷惑している」と悲痛の叫び声をあげた。

 そして5月25日、プロ野球コミッショナー委員会は東京都文京区後楽の野球体育博物館で関与したとみられる3投手の球界からの「永久追放」(その後、1選手が復権)など6選手の処分を発表した。野球選手と暴力団との“黒い交際”はその後も次々と発覚。それらを含めて球界では一連の騒動を「黒い霧事件」と呼ぶようになったのである。

 「どうしてもっと自分の『野球』を大切にしないのか、悲しかった。あの事件があったから僕は現役時代“タニマチ”といわれるような人との交際は一切しなかった。はい、車代だといって10万円も出すような人は普通じゃないだろう。タダ酒は飲むな-っていうことだよ」。田淵が球界から得た多くの「教訓」のひとつである。(田所龍一)(敬称略)

 =第3部おわり

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