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巨額脱税事件、和歌山県議に有罪判決 大阪地裁

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巨額脱税事件、和歌山県議に有罪判決 大阪地裁

判決後、記者会見する和歌山県議花田健吉被告=19日午後、大阪市の司法記者クラブ 判決後、記者会見する和歌山県議花田健吉被告=19日午後、大阪市の司法記者クラブ

 和歌山県の社会福祉法人への寄付を装い、相続税約4億9千万円を脱税したとして、相続税法違反罪に問われた和歌山県議、花田健吉被告(58)の判決公判が19日、大阪地裁で開かれた。村越一浩裁判長は花田被告と相続人らとの共謀を認定し、「立場と人脈を利用し、重要な役割を果たした」として、懲役1年6月、執行猶予3年、罰金500万円(求刑懲役1年6月、罰金500万円)を言い渡した。弁護側は即日控訴した。

 争点となった不正の認識について村越裁判長は、寄付の受け入れ先探しを依頼された花田被告が手当たり次第に複数の社福法人や学校法人と交渉していた点などを指摘。「寄付が故人の遺志に基づかない相続税対策の仮装だと理解していたはずだ」と述べた。

 弁護側が受け取りを否定した報酬については「受け渡しに関する共犯者の証言は信用できる」とし、検察側の主張通り900万円を受領したと結論づけた。

 花田被告は判決後の会見で「全面的に主張が認められず、遺憾」と話した。議員活動は続けるという。

 判決によると、花田被告は相続人ら5人=1審でいずれも有罪=と共謀し、平成26年9月、10億円超の遺産のうち約8億5千万円を和歌山県日高川町の社福法人に寄付したように装い、相続税を不正に免れた。

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