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【オンライン】大阪は東京五輪サッカー会場落選…関西スポーツ界に求められる「アイデア」

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大阪は東京五輪サッカー会場落選…関西スポーツ界に求められる「アイデア」

 18日に開かれた日本サッカー協会の理事会で、2020年東京五輪のサッカー会場に、カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)が追加される見通しとなった。大会組織委員会は経費抑制を理由に追加は1会場のみとする方針で、大阪府協会が求めていた市立吹田スタジアム(大阪府吹田市)での開催は事実上、落選したことになる。

 五輪のサッカーは複数都市で開かれるのが常で、16年リオデジャネイロ五輪ではサンパウロ、08年北京五輪では上海などが会場となっている。

 そうした経緯を踏まえ、個人的には「大阪で東京五輪が開かれるとしたらサッカーしかない」と思っていた。だが、現状では可能性はゼロに近いといえるだろう。

 実は、1964年の東京五輪の際にも、サッカーを大阪(関西)で実施する考えがあった。現役最年長サッカーライターの賀川浩さんら関係者が奔走したが、大会組織委から「五輪は箱根を越えない」と突っぱねられたのだという。

 それでも、国際サッカー連盟(FIFA)に働きかけ、五輪の規定にはない5位6位決定戦を「大阪トーナメント」として独自開催。日本やユーゴスラビアなど五輪の準々決勝で敗退した4チームが参加し、元日本代表監督のオシム氏が得点を挙げるなどした。賀川さんは「東京五輪を関西でも盛り上げたかった。何かをすることが大切」と振り返る。

 今回も、五輪そのものは箱根を越えない公算が大きくなった。関西のスポーツ界はどうすべきなのか? 先人が編み出した「大阪トーナメント」のようなアイデアが求められている気がする。(北川信行)

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