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京都・北大塚古墳は群集墳だった 府埋蔵文化財調査研究センターが発表

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京都・北大塚古墳は群集墳だった 府埋蔵文化財調査研究センターが発表

検出された横穴式石室。奥壁などが残っていた=京都府井手町井手 検出された横穴式石室。奥壁などが残っていた=京都府井手町井手

 北大塚古墳(井手町井手)の発掘調査を行っている京都府埋蔵文化財調査研究センターは18日、同古墳が当初考えられていた単独の古墳ではなく、群集墳だったと発表した。古墳時代後期の円墳など計4基が検出され、いずれも横穴式石室が確認された。

 井手町の丘陵地にある同古墳は、府の遺跡マップでは古墳時代後期前半の円墳として掲載される一方、大正時代の文献には複数の古墳があったと報告されていたが、今回の発掘調査で群集墳であることが明らかになった。

 4基はほとんどが壊されていたが、4基のうち3基は円墳と推定され、墳径は2基が15メートル、1基が7・4メートル。石室は横穴式石室だが、石材はほとんどが抜き取られていた。

 3基からは耳環(じかん=耳飾り)が見つかり、メッキと思われる金や銀が施されていた。ほかに須恵器などの副葬品が出土している。

 また、1基の石室内には石と炭が敷かれた跡があり、炭に交じって鎌倉時代前期の土器が出土。同センターは、この時代に石室が何らかの目的で再利用されたと考えられるとしている。

 現地説明会は20日午前11時から(小雨決行)。JR奈良線玉水駅下車、徒歩約30分。問い合わせは担当者(090・1027・1882)。

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