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世界遺産級の銀鉱石標本発見 石見銀山の江戸期産出品 世界一だった往時の姿ベール脱ぐ

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世界遺産級の銀鉱石標本発見 石見銀山の江戸期産出品 世界一だった往時の姿ベール脱ぐ

石見銀山資料館で確認された銀のひげ状結晶の標本(黒い針金状の部分)包み紙には福石と記載されていた(益富地学会館提供) 石見銀山資料館で確認された銀のひげ状結晶の標本(黒い針金状の部分)包み紙には福石と記載されていた(益富地学会館提供)

 分析したところ表面が黒い銀鉱物に覆われたひげ状の自然銀や、割り箸の先端ほどもある針銀鉱(輝銀鉱の仮晶)の結晶など、鉱物学的にも極めて価値が高いものが多数含まれていることが判明。これまで文献でしか残っていなかった高品位鉱を示す「福石」と書かれた標本もあり、初めて江戸時代に採掘されていた鉱脈や鉱物の実態が明らかになった。

 伊藤さんによると、明治以前の鉱物標本でラベルと一致するものがまとまって現存するのは、薬品として残る正倉院資料や、同じ江戸後期の森野旧薬園(奈良県宇陀市)標本などがあるが極めて稀。今回の発見は、江戸時代の鉱山の生き証人として、鉱石だけでなく当時の日本人の探鉱技術までを知ることができる発見といえるという。

 今回の発見は、幕張メッセ(千葉市)で開催の日本地球惑星科学連合大会で21日に発表され、標本は夏ごろには地元に戻され資料館で展示される予定。

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