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【西論】五輪マラソン選考新方式 東京でメダル、戦略的強化策急げ

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【西論】
五輪マラソン選考新方式 東京でメダル、戦略的強化策急げ

 2020年東京五輪のマラソン代表選考について、日本陸連は新方式を導入することを決めた。五輪前年の9月以降に開く新たな選考大会「グランドチャンピオン(GC)レース」で男女各2枠を選出、3枠のうち残る1枠は、前年秋から20年春までの男女各3大会「ファイナルチャレンジ」で設定記録を突破した記録最上位者を原則的に選ぶ。五輪競技の中でも、マラソンの代表選考は大きな話題になるが、五輪でのマラソンのメダルは、04年アテネ五輪の野口みずき選手の「金」が最後。新方式はマラソン界が長期低迷から脱却し、東京五輪で悲願のメダルを獲得するための変革となるのだろうか。

 ◆調整能力とスピード

 新方式は、条件の異なる複数大会の成績を比較検討して代表を選んできた従来方式から大きく転換。代表を選ぶ際に主観的な要素をなくすため、選考基準の透明化、明確化が行われたが、複雑になった印象はぬぐえない。

 最大限持てる力を発揮する「調整能力」と世界と戦う「スピード」が新方式の選考方針のポイントだ。GCレースの開催地は、東京五輪本番に近いコースが想定されており、GCレースの出場資格は、今夏から19年春までの国内主要大会などで日本陸連が定めたタイムや順位をクリアした選手らが得る。

 一発選考の要素を取り入れて調整能力や勝負強さを求めた上で、複数のレースを経験することも必要とされるのが特徴だ。さらに、東京五輪の約3年前から選考の第1段階がスタートすることで、長期間にわたって選考を重ねていくことになる。

 ◆強い選手 選べるのか

 マラソンの記録は、気候やコースの起伏などレースごとの要因によって大きく変わってくるため、代表選考をめぐってはこれまで数々の騒動があった。しかし、もめるからこそ、マラソンの代表選考は国民の関心事となり、より注目が集まってきたともいえる。

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