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【依存~断てないギャンブル(5)】懲戒免職後に手元の千円握り締めパチンコ店へ 「頼れる先」をつくらなければ回復への道歩める

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【依存~断てないギャンブル(5)】
懲戒免職後に手元の千円握り締めパチンコ店へ 「頼れる先」をつくらなければ回復への道歩める

ギャンブル依存症を克服し、いまは依存症回復支援に取り組む木村勇也 さん(中央)=平成29年4月28日(前川純一郎撮影) ギャンブル依存症を克服し、いまは依存症回復支援に取り組む木村勇也 さん(中央)=平成29年4月28日(前川純一郎撮影)

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 依存症からの回復支援を行う一般財団法人「ワンネスグループ」のスタッフでもある木村勇也(29)=奈良県在住=はかつてスロットにのめり込み、多額の借金を抱え、病院でギャンブル依存症との診断を受けた。木村はどうやって、回復の道を歩むことができたのか。

家賃と光熱費以外はすべてギャンブルに

 奈良の施設に入所して回復の道を歩み、支援する側になったが、今でもスロットに頼りたいと思うことはある。ただ手を出せば周囲が悲しむと理性も働くようになった。

 木村がスロットにはまったのは高2のとき。高校卒業後は浪人生を装いながら、コンビニエンスストアのアルバイトで稼いだ金をすべてスロットにつぎ込む生活を送っていた。進学を完全に諦めていた21歳の秋口。木村と同じようにギャンブルにのめり込んだ父親と離婚した母親(50)から再婚話を聞かされた。

 新たなパートナーと自宅を建て、そこに移り住むと決めた母から「出ていってほしい」ときっぱりと告げられた。転居資金は貸すからと、母が見つけたアパートで自分の意思とは関係なく1人暮らしを始めた。

 「『邪魔なんだな、捨てられた』と寂しい思いをしたが、本当は父と同じギャンブルをする息子を嫌がっただけなのかもしれない」

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