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【エンタメよもやま話】乗客を引きずり降ろし、当然…エコノミー席また窮屈に“改悪”米航空の驚きの理由

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【エンタメよもやま話】
乗客を引きずり降ろし、当然…エコノミー席また窮屈に“改悪”米航空の驚きの理由

米アメリカン航空のエコノミークラスの座席での“改悪”計画を伝える米CNN(電子版5月3付) 米アメリカン航空のエコノミークラスの座席での“改悪”計画を伝える米CNN(電子版5月3付)

 さて、今週ご紹介する“エンターテインメント”は、かなり久々となる航空会社のお話でございます。

 4月10日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)など、欧米主要メディアが大々的に報じましたが、米大手ユナイテッドが航空が4月9日夕、シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きの満員の国内便に社員を乗せるため、乗客4人に降りるよう要請。拒否し続けた医師(69)を、同社の通報で駆け付けた警官が無理やり引きずり降ろし、鼻を骨折するなどの重傷を負わせました。この騒動で出発が約2時間遅れたそうです。

 この暴挙、複数の乗客が医師が引きずり下ろされる動画を携帯電話で撮影し、ツイッターに投稿するなどしたため世界中に拡散。ユナイテッドに非難が集中するなど大騒動になったわけですが、最近、この大騒動には及ばないものの、米の航空会社の、とある試みを巡り、非難や不満が巻き起こっているのです。というわけで、今回の本コラムでは、その一件についてご説明いたします。

■ボロ儲けの米大手航空、座席を超LCC並みに“改悪”

 5月3日付で米CNNや英紙デーリー・テレグラフ(いずれも電子版)などが報じているのですが、米大手アメリカン航空では新たに導入する小型機「ボーイング737 MAX」で、エコノミークラスのシートピッチ(前の座席との間隔)を現在より最大2インチ(約5センチ)縮め、何と格安航空会社並みの窮屈さに“改悪”するというのです。

 理由は簡単。シートピッチを縮めることで総座席数を増やそうというわけです。具体的には、現在31インチ(約79センチ)あるシートピッチを前部2列と後部1列の計3列(18席)で29インチ(約74センチ)に、そしてエコノミークラスのほとんどとなる残りの座席のシートピッチを30インチ(約76センチ)に縮めるといいます。

 ちなみに、シートピッチが29インチ(約74センチ)となる18席の料金は“改悪”されたにも関わらず料金は普通のエコノミークラスと同じ。おまけに、この座席は頭上の荷物入れが使えません…。

 この“改悪”によって、アメリカン航空のエコノミークラスのシートピッチは米の超格安航空会社、スピリット航空やフロンティア航空のそれ(28インチ=約71センチ)とほぼ同じになります。

 この数字、格安のジェット・ブルー航空やサウスウエスト航空、大手のアラスカ航空で31インチ~33インチ(約79センチ~約84センチ)、大手のデルタ航空とユナイテッド航空で30インチ~31インチ(約76センチ~約79センチ)で、米の大手航空会社が超格安航空会社とほぼ同じシートピッチに“改悪”するのは今回のアメリカン航空が初めてのことです。

 とはいえ、同じ大手のユナイテッド航空も同じような“改悪”計画を検討しているといいます。これに関する米CNNの取材に対しユナイテッド航空はコメントを避けました。

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