産経WEST

【関西の議論】“酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
“酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然

意外なところに隠れる「狸隠」「狐隠」

 ほかにも「忍者の兵法」の中で中島さんは、万川集海をもとに、追手から退散すべきときに取る「八つの方便(方法)」を紹介している。

 八つとは、(1)狸退(2)百雷銃(3)●(=くさかんむりに疾)藜蒔(ひしまき)退(4)木石を低い下水中に投げ入れる術(5)追手に変じて大音を揚げる術(6)珍事出来(しゅったい)閉門を叫ぶ術(7)門閉じる則俄に君御出なりと叫ぶ術(8)狸隠(たぬきがくれ)と狐隠(きつねがくれ)-。

 ユニークなのは、動物の名をつけた術。狸隠は木の上に逃げ、狐隠は水中に逃げて顔をハスの葉などで隠す。特殊な術ではないが、逆に中島さんは「追手の近くに狸や狐が隠れているとはまさか考えない。そうした心理をついている」と分析。「忍者は注意深い観察と経験から、効果的な心理戦を展開していった」とみる。

 (5)は、追手を装って大声で叫んで逃げること、(4)は水に石を投げ落とし、水中に逃げたと思わせることで、「追跡や襲撃など緊張した状況下では、人間の判断力や弁別力も低下している。忍者はそこを狙う」と中島さん。バリエーション豊かな術からは、忍者がいかに人の心理を研究していたかがうかがい知れる。

このニュースの写真

  • “酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然
  • “酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然
  • “酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然

「産経WEST」のランキング