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【関西の議論】“酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然

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【関西の議論】
“酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然

 「窃盗之秘書」には、「敵の舟 碇(いかり)を切りに水底を行く」という記述があるという。また中島さんは「かぎ形の忍器を相手の小型の舟にひっかけ、転覆させて逃げたとも考えられる」と話す。

 息袋は、中央と下部のひもで体に結び付けて使うが、どんな場面でも使えるわけではないようで、「波荒き時は用いざるなり…」とも記されていた。実際に使うことを想定していたからこそ、こうした注意書きもあったと考えられそうだ。

敵を寝返らせる「身虫の術」

 今年、新たに出版された中川さんの著書「忍者の兵法 三大秘伝書を読む」(角川ソフィア文庫)では、紀州流忍術の秘伝書と位置づけられる江戸時代の「正忍記」の内容を中心に、数々の忍術や忍者の生き方を解説している。

 中でも“生々しい”のは、敵方の人間を味方に寝返らせる、その名も「身虫(みのむし)の術」だ。身虫とは、「敵の腹の中でその体を食べる虫」、つまり寄生虫を表している。

 「万川集海」第8巻「陽忍上 遠入の篇(編)」には、「身虫之術二箇條之●(=古の下に又)(こと)」として記されている。

 まず「一」で敵に仕える者を味方にする方法を示す。利用しやすい人物として、先祖が納得いかない罪に処せられ、主君を恨んでいる者▽忠義、功名があるのに理不尽に知行が低く、主君は愚かだと思っている者▽大将とうまくいかず、身分が低い者▽強欲で地位や金を望み、二心ある者-など8項目をあげている。

 こうしたターゲットを寝返らせる方法の例を「二」で示しているが、これがさらに恐ろしい。

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