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【関西の議論】“酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然

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【関西の議論】
“酸素ボンベ”も使った?忍者の知られざる実態 驚きの忍具、敵を籠絡させる心理術には唖然

 「甲賀」と「伊賀」に伝わる忍術をまとめた「万川集海(まんせんしゅうかい)」の現代語訳版を出版するなど、忍者研究の第一人者として知られる山口県の医師、中島篤巳さん(73)を以前、【関西の議論】で紹介したが、その中島さんの最新の著書で、忍具(忍者の道具)や忍術の秘密・使用法など“知られざる忍者の実態”が次々と明らかになっている。ネーミングがユニークな忍具にはどんな意味があるのか、人間心理を巧みに利用した忍術とは…。生々しくもリアルな忍者の生き方とともに紹介したい。

忍者の酸素ボンベ「息袋」

 中島さんが昨年に出版した歴史新書「忍者を科学する」(洋泉社)で、初めてその存在を明らかにしたのが、万川集海にも取り上げられていない潜水具「息袋」だ。楕円(だえん)形の袋の上部から3本の管が出て、中央と下部からはひもが出ているユニークな形をしている。

 中島さんによると、息袋の記載があったのは、江戸期に記されたとみられる古文書「窃盗之秘書(しのびのひしょ)」。さまざまな古文書を収集している中島さんが手に入れたものだが、残念ながら細かい作成年代や、どの地域の人たちが記したかはわからないという。

 息袋は空気を入れて腹にかかえ、水の中にもぐるときに使う。上から出ている3本の管のうち2本を鼻の穴に入れ、残る1本を口に入れる。口の管から袋の中の空気を吸い、鼻の管に息をはく。泡を水面に出さずに行動できたと考えられるという。

 テレビなどでは、水の中から筒を水面上に出し、息をする忍者が紹介されることもあるが、「相手方も忍者を雇ったり、忍びの知識を持っていたりする場合もある。この方法では、物陰に隠れて筒を使わなければばれてしまうので、危険です」(中島さん)。

 その点、水中で使う息袋だと気づかれにくい。忍者は、この息袋を使って水の中で何をしていたのか。

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