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【森友学園問題】補助金6100万円を不正受給、週内にも前理事長を補助金詐欺罪で告訴へ

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【森友学園問題】
補助金6100万円を不正受給、週内にも前理事長を補助金詐欺罪で告訴へ

森友学園の籠池泰典前理事長を告訴することや、学園側に補助金の返還を求めることについて会見する、大阪府の橋本正司私学監(左)と吉本馨私学課長=17日午後、大阪市中央区(須谷友郁撮影) 森友学園の籠池泰典前理事長を告訴することや、学園側に補助金の返還を求めることについて会見する、大阪府の橋本正司私学監(左)と吉本馨私学課長=17日午後、大阪市中央区(須谷友郁撮影)

 大阪府は17日、学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)が運営する塚本幼稚園(同)で勤務実態のない職員を雇用したなどと虚偽の申請をし、府から補助金約6100万円を不正にだまし取ったとして、週内にも学園の籠池泰典前理事長(64)を詐欺罪で大阪地検特捜部に告訴すると発表した。同日、学園側に補助金の返還も求めた。

 籠池氏をめぐっては、小学校建設に伴う国の補助金を不正受給したとして、すでに補助金適正化法違反罪で告発されている。補助金を支出した行政機関が告訴すれば初めての例となる。府の橋本正司私学監はこの日、「極めて深刻に受け止めている」と述べ、今後、補助金審査の方法を見直す方針を示した。

 府によると、学園側は平成23~28年度、府が幼稚園に専任で勤務する教職員の人数に応じて支給する経常費補助金を申請し、約2億1千万円を受給。籠池氏と、妻で副園長を務めていた諄子氏を含め、延べ25人分約3440万円を不正に受給していたという。

 学園が府に提出した書類に記載された職員の中には、幼稚園での勤務実態がなかったり系列の保育園で教職員を兼任したりして、補助金の支給対象とならない職員も含まれ、24、25年度は必要な教員数を下回っていたことも判明した。

 幼稚園はまた、障害などで特別な支援が必要な園児を受け入れた際に支給される補助金を23~27年度に約7千万円受け取っていたが、実際には支援をしていなかったり、申請内容と異なったりする例があった。不正受給額は延べ34人分約2660万円に上った。

 府は3月に幼稚園に立ち入り調査。学園側などから提出された資料の精査や職員らへの聞き取りをし、学園が2つの補助金計約6100万円を不正に受給していたと結論付けた。

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