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【高浜原発再稼働】関電「原発ゼロ」脱する 経営好転、2度の値下げ視野

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【高浜原発再稼働】
関電「原発ゼロ」脱する 経営好転、2度の値下げ視野

 関西電力高浜原発4号機(福井県)が17日、再稼働し、東日本大震災後、火力発電に依存してきた関電は「原発ゼロ」を脱した。原発で低コストの電気を供給できるようになり、経営は好転する。関電はさらに高浜3号機、大飯原発3、4号機(同)の再稼働で、年度内にも2度の値下げを実施する方針だ。

 「やっとスタートラインに立てた」

 午後5時、高浜4号機の現場から「原子炉起動」の連絡を受けた関電幹部はそう胸をなで下ろした。

 昨年4月の電力小売り全面自由化で顧客を奪われる中、岩根茂樹社長は「まず高浜3、4号機と大飯3、4号機を再稼働させ、燃料費メリットを電力利用者にお返しする。できるだけ早く値下げする」との方針を繰り返してきた。

 4基の再稼働による収支改善効果は月計170億円。まず高浜3、4号機の営業運転を受けて、夏ごろに値下げに踏み切る。値下げ幅は電力供給計画や燃料費の動向を踏まえて算出するが、数%とみられる。今秋には大飯3、4号機を再稼働し、再度値下げする。

 関電は震災後の電力不足を乗り切るため、停止していた海南火力発電所(和歌山県)を稼働させ、他の電力会社からの電力融通も受けた。ふくらむ火力燃料費で平成27年3月期まで4期連続で最終赤字を計上、2度の値上げを余儀なくされた。

 28年3月期からは原油安に助けられ黒字転換を果たしたものの、29年3月期も5235億円の火力燃料費を計上し、原油価格に一喜一憂する経営が続いた。

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