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【エンタメで生きるんや(4)】教習所で読んだ小説に魅せられて 処女作の犯人は最後まで登場しない人物!?  作家・塩田武士さん

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【エンタメで生きるんや(4)】
教習所で読んだ小説に魅せられて 処女作の犯人は最後まで登場しない人物!?  作家・塩田武士さん

大学1年生のころに読んだ小説に感動し、作家を志した塩田武士さん=大阪氏浪速区 大学1年生のころに読んだ小説に感動し、作家を志した塩田武士さん=大阪氏浪速区

 --反応は?

 塩田 「塩田、最後に出てくる吉岡って誰や」と。そいつが犯人や、というと、「いつ出てきてん」と突っ込まれ、出てきてたらばれるやろ、と返したら、「いや、ちゃうんや塩田」といって彼はこう突き放しました。「いきなり知らん人物が出てきて犯人だというのは推理小説やない。才能ないからやめたほうがええ」と…。そりゃ、新人賞とるのに12年かかるわと今なら思いますが、当時の僕は楽観的で、それでいけると思っていました。

 --とにかく作家への第一歩は踏みだしました。大学時代は勉強のためにどんな本を読みましたか

 塩田 山崎豊子さんの長編ものとか高村薫さんの『レディ・ジョーカー』。重厚な作品のおもしろさに気付き始めました。東野圭吾さんも読みました。『白夜行』はすごいなと思いました。ほかに、綾辻行人さんや有栖川有栖さんの本格推理も。そのうち、ノンフィクションも読むようになっていました。ただ、長編小説はなかなか書けませんでしたが…。

 --神戸新聞社に入社したのは作家修業のため?

 塩田 長編を書けないのは、社会経験がないからだと考え、新聞記者になろうと思ったんです。実は産経新聞社も受けたんですよ。梅田に本社があった時代に面接に行ったのを覚えています。スコーンと落とされてしまいましたけど。

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