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手話条例で大阪府が全国初の取り組み 6月から「手話教室」開催へ

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手話条例で大阪府が全国初の取り組み 6月から「手話教室」開催へ

聴覚障害のある子供ら。「にじっこ」でスタッフや保護者と手話での交流を楽しむ=22日、京都市上京区 聴覚障害のある子供ら。「にじっこ」でスタッフや保護者と手話での交流を楽しむ=22日、京都市上京区

 全国の自治体で「手話言語条例」の制定が広まる中、乳幼児期の手話習得の機会を行政が確保するという全国初の取り組みを盛り込んで3月に施行された大阪府の条例に注目が集まっている。手話は独自の文法を持つ言語だが、使用が禁じられた歴史を背景に、習得に関する法的な規定はなく、民間任せなのが現状だ。府は民間のノウハウを活用し、来月から乳幼児と保護者を対象にした「手話教室」を始める予定で、当事者団体からは「画期的な条例。全国に広がってほしい」と期待が寄せられている。(藤井沙織) 

 ■民間と連携  

 子供たちが一心に見つめるのは絵本と手話。無音の読み聞かせが終わると、手を動かしながらうれしそうに笑った。

 京都市の社会福祉法人が2年前に始めた聴覚障害のある乳幼児と保護者らの集いの場「にじっこ」での1シーン。「子供たちは手話での会話を楽しむようになり、保護者もどんどん明るくなっていく」と自身も聴覚障害のあるスタッフの男性(25)は手応えを語る。

 大阪府は大阪聴力障害者協会と連携。にじっこのスタッフも交えた同様の「教室」の開催を準備中で、費用は日本財団の助成でまかなわれる。  

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