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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】好漢・中谷が鉄人打法を具現! 覚醒し連発“49本塁打”砲で好循環だ

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
好漢・中谷が鉄人打法を具現! 覚醒し連発“49本塁打”砲で好循環だ

2戦連発! 六回、左翼に決勝の4号ソロを放った中谷。千金の一発だった=12日夜、横浜スタジアム(松永渉平撮影) 2戦連発! 六回、左翼に決勝の4号ソロを放った中谷。千金の一発だった=12日夜、横浜スタジアム(松永渉平撮影)

 鉄人のような屈強な肉体、鋼のような下半身があればこそ“割れ”ができて、投球を強く叩(たた)ける。鉄人のような打撃センスがあればこそ、“割れ”を作っても投球とのタイミングが取れる…などなど。つまり鉄人仕様の打撃理論は今の若手選手に合うのかどうか? 指導した上で結果が出なければ、チーム内外に首をひねる人が増えてくるのも仕方ありませんよね。

 実際、江越や横田、板山らは未消化のままですし、昨季の鳥谷も鉄人の求めに応じて打撃スタイルを変えようとして失敗しました。今季の鳥谷は2年前までの打撃スタイルに戻したことで息を吹き返しています。何度も書きますが、野球界は他のビジネスと同様に結果が全てですし、その結果が出るサイクルも早いのです。熱心に指導してもそれを生かせる選手が出てこなければ、「鉄人打法はどやねん?」となるのです。

 そうした状況の中で覚醒した中谷が、まさに鉄人理論の具現者というのは大きなポイントです。結果が出ずに、指導方法への雑音に“耳”を持っていかれそうな選手たちにとっては、中谷が道標になるからです。彼に続け…となれば、鉄人が進めるチーム造りは大きく前進するでしょう。まさにチームを造る上での分岐点…ともなりそうなブレークなのです。

 「今までの中谷の打撃の悪癖は初球の甘いボールを簡単に見逃して、追い込まれて厳しいボールを窮屈に打つことだった。試合に出ていることで相手バッテリーの配球面が分かってきたのだろう。今は甘めのボールを積極的に振れている。成長を感じるのは好球必打の姿勢だ」とはチーム関係者の言葉です。継続的に試合に出ることが、結果として弱点を矯正してもいると見ればいいでしょう。全てが好循環しているのです。

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