産経WEST

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】好漢・中谷が鉄人打法を具現! 覚醒し連発“49本塁打”砲で好循環だ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
好漢・中谷が鉄人打法を具現! 覚醒し連発“49本塁打”砲で好循環だ

2戦連発! 六回、左翼に決勝の4号ソロを放った中谷。千金の一発だった=12日夜、横浜スタジアム(松永渉平撮影) 2戦連発! 六回、左翼に決勝の4号ソロを放った中谷。千金の一発だった=12日夜、横浜スタジアム(松永渉平撮影)

 そして、中谷が打てば打つほど、チーム内には大きな影響が出てくるでしょう。それは金本監督が説く打撃理論の具現者の出現だからです。中谷は他の若手とともに、連日のように鉄人から打撃指導を受けています。課題は“割れ”です。投手の投球動作に合わせて、左足をステップしますが、その際にバットのグリップの位置が投手方向に動くのではなく、頭の後ろに残る形を求められています。

 鉄人自身が現役時代に求めていた打撃フォームでもあり、それで自身はプロ通算21シーズンで2539安打、476本塁打、1521打点をマークしたのです。金本監督は「(割れができれば)変化球にも少々(崩されても)合う」と話しています。左足を踏み出しても両手が後ろに残っていることで打球を遠くに飛ばす「反作用」も生まれます。ここ数試合の中谷の打撃はまさに指導方針通りで、鉄人は本人にも「意識できているのか?」と聞いたそうです。

 中谷は「意識していません」と答えて、鉄人は思わずズッコケたようですが、無意識にでも理論通りに打っているなら、なんら問題はないでしょう。まさに鉄人にとっては待望の孝子の出現とも言えるでしょう。なぜなら、鉄人の打撃理論を注入されても、それを消化できない選手が多かったからです。

 「金本監督の指導を受けている選手は中谷だけじゃあない。昨年から見れば江越や原口、左打者でも高山ら…。今年のドラフト1位の大山も春季キャンプでは第1クールから打撃フォームを指導されていた。しかし、結果として好成績を上げられる選手は出てこなかった。高山や原口にしても成長したか? と言われれば微妙だろう。チーム内外で金本打法に対するさまざまな声が出ていた」

 阪神OBの言葉です。野球は結果が全てですよね。自身が現役時代に結果を出して、それをサクセスストーリーの根幹と考えていても、同じ理論が今の若手選手に通じるかどうかは別の話でもあります。

鉄人の屈強な肉体、下半身で“割れ”…江越や横田、板山、“失敗”鳥谷も発奮…

関連トピックス

関連ニュース

「産経WEST」のランキング