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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】好漢・中谷が鉄人打法を具現! 覚醒し連発“49本塁打”砲で好循環だ

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
好漢・中谷が鉄人打法を具現! 覚醒し連発“49本塁打”砲で好循環だ

2戦連発! 六回、左翼に決勝の4号ソロを放った中谷。千金の一発だった=12日夜、横浜スタジアム(松永渉平撮影) 2戦連発! 六回、左翼に決勝の4号ソロを放った中谷。千金の一発だった=12日夜、横浜スタジアム(松永渉平撮影)

 好漢・中谷は鉄人打法の具現者です。新長距離砲の息吹が“金本理論”の大きな説得材料になるでしょう。阪神は5番・中谷将大外野手(24)のプロ初の2試合連発などでDeNA戦(12日=横浜)に勝ち、首位を突っ走っています。プロ7年目で覚醒した中谷は、金本知憲監督(48)の指導する打撃理論を実践し始めていますね。江越や原口、大山らが壁に突き当たった中でのブレークはチーム内外への影響力も大きく、チーム造りの分岐点になるかもしれません。

■鉄人が待望の“孝子”…値千金の決勝弾も中谷「意識していませんでした…」

 新5番の勢いがチームをさらに加速しそうですね。糸井-福留に続く5番打者の定着は、開幕以来の金本阪神のテーマでもありましたが、その位置にどっかりと座り始めたのが中谷なのです。12日のDeNA戦では2試合連続でスタメン5番に入ると1-1の六回表二死走者なしから、真ん中に入ってきた井納のスライダーを左翼席へ。2試合連発の4号勝ち越しソロが結果的には決勝点になりました。

 「ランディ(メッセンジャー)が頑張っていたので、いい感触で打てました。結果、ホームランになって良かった。いい1本になったと思いますね。いい準備をして、打席には入れています。これを続けたいです」

 中谷の声は弾んでいました。四回二死では二塁内野安打で出塁すると、続く鳥谷の左中間への二塁打で一気にホームに還ってきました。三塁コーチャーの高代コーチが腕をグルグルと回す中で「足がもつれました。なんとか先制点につながってよかった」と話していました。打つだけではなく、足でも魅せる5番打者の登場ですね。

 今季1号を放ったのが4月28日の中日戦(甲子園)ですから、わずか2週間で4発。昨年64試合で放った自己最多に並びました。この間、39打席で4発のペースです。このまま残り110試合に4打席ずつ立ち、同じペースで打ち続けるならばシーズンでは49本塁打になります。あくまでも数字的な“遊び”とはいえ、中谷の覚醒を物語る数字ともいえます。

 2011年のドラフト3位で福岡工大城東高から入団して7年目。捕手での入団でしたが、打力を生かす方針もあってすぐに外野手にコンバートされました。真弓阪神の時は三塁にもチャレンジしましたね。タイガースが待ち望んできた長距離砲の急成長ですね。

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