産経WEST

【関西の議論】迷惑虫「ビワコムシ」が大量発生、壁や車にびっしり…「メチャきしょい」が、実は環境守る“いい虫”

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
迷惑虫「ビワコムシ」が大量発生、壁や車にびっしり…「メチャきしょい」が、実は環境守る“いい虫”

琵琶湖岸の橋に群集するビワコムシ。今年は大量発生している=4月、大津市打出浜 琵琶湖岸の橋に群集するビワコムシ。今年は大量発生している=4月、大津市打出浜

 しかし、家にびっしり張り付くビワコムシを見ると、何もせずにはいられない。

 大津市内の湖岸に面したホームセンター「アヤハディオ大津店」では、ビワコムシの大量発生を知らせるチラシを殺虫剤のコーナーに掲げている。店によると、今春は殺虫剤に関する問い合わせが多く、関連商品は昨年の1・5倍ほどの売れ行き。県内のグループ店では琵琶湖南部に立地する店のみ殺虫剤の発注が増加しているといい、南部での発生が多いことを裏付けているようだ。

 ところで、殺虫剤には室内などに据え置くタイプやスプレータイプなどいろいろあるが、どれが効くのか。同店の森岡穣次長(38)は「『室内に据え置くタイプで倒せるか』という問い合わせが多いですが、ビワコムシは大きくて効きにくい。ハエや蚊を退治するスプレータイプの殺虫剤で直接撃退してもらうしかない」と話す。

実はいい虫?

 嫌われ者のビワコムシだが、水生昆虫の研究者によると、「湖底の泥の中の有機物を食べて育つので、湖底の浄化に役立っている」という。湖に流れ込む生活排水による有機物も食べているとみられる。

 また井上氏によると、ビワコムシの成虫は鳥やクモの餌になり、琵琶湖周辺の生態系の維持にも一役買っている。琵琶湖の釣り人が釣り餌とする「アカムシ」は、ビワコムシなどの幼虫だ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 迷惑虫「ビワコムシ」が大量発生、壁や車にびっしり…「メチャきしょい」が、実は環境守る“いい虫”
  • 迷惑虫「ビワコムシ」が大量発生、壁や車にびっしり…「メチャきしょい」が、実は環境守る“いい虫”

「産経WEST」のランキング