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【田淵幸一物語・第3部(10)】田淵の「逆襲」が始まった 捕手の呪縛から解き放たれる

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【田淵幸一物語・第3部(10)】
田淵の「逆襲」が始まった 捕手の呪縛から解き放たれる

昭和44年10月12日の大洋26回戦。田淵は七回に左中間中段へ18号ホーマーを放った 昭和44年10月12日の大洋26回戦。田淵は七回に左中間中段へ18号ホーマーを放った

 後年、掛布雅之が証言したように田淵は、ルーキーのときから「ホームランを狙って打てる」打者だった。

 10月11日の巨人26回戦(後楽園)で五回、堀内から左翼へ17号3ラン。すでに巨人が9日の中日戦で「V5」を決め、消化試合になっていたとはいえ豪快な一発(残り試合7)。

 翌12日の大洋26回戦(川崎)ダブルヘッダーの第2試合、七回1死三塁に藤田平を置いて鬼頭から左中間中段へ18号2ラン(残り試合5)。そして15日の中日24回戦(中日)では一回1死、小川の低めのストレートを左翼へ19号ホームランをたたき込んだのである。

 「あと1本はなんとか打ちたい。ロッテの有藤が20本打ってますしね。打率(2割2分)が悪すぎますから新人王の資格はないけれど、ホームランの数だけは誰にも負けたくないんです」

 阪神の残り試合は「2」。そして、シーズン最終戦、10月16日、甲子園球場での中日とのダブルヘッダーを迎えるのである。(敬称略)    (田所龍一)

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