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【メガプレミアム】かばんから“小っ恥ずかしい”「大人のおもちゃ」 警察の所持品検査は「プライバシー侵害」と驚きの賠償命令

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【メガプレミアム】
かばんから“小っ恥ずかしい”「大人のおもちゃ」 警察の所持品検査は「プライバシー侵害」と驚きの賠償命令

警察官の所持品検査でかばんの中を見せるよう求められた男性。「見せたくない」と抵抗したが、最後はしぶしぶ了承し、かばんの中から出てきたのは「大人のおもちゃ」だった。男性はプライバシー侵害を訴え、法廷闘争に踏み切ったが… 警察官の所持品検査でかばんの中を見せるよう求められた男性。「見せたくない」と抵抗したが、最後はしぶしぶ了承し、かばんの中から出てきたのは「大人のおもちゃ」だった。男性はプライバシー侵害を訴え、法廷闘争に踏み切ったが…

 近畿大法学部の辻本典央教授(刑事訴訟法)は判決について「警察の検査をどこまで認めるかはケース・バイ・ケースという司法判断が多い中、男性がトランクを見せたことを踏まえ、それ以上の説得を続けたことを違法とした今回の判決は線引きが分かりやすい」と評価する。

 一方で、「他人に見られたくない物を持っているからといって、全てのケースで検査を拒否することができたり、後に検査が違法とされたりするわけではない」とし、「事後的にトラブルにならないためにも、検査を求められた際に見せられる範囲の物を見せ、それでも見せたくない物があるときには丁寧に説明するべきだ」とも指摘した。

所持品検査は「大きな武器」

 ただ、防犯パトロールや交通取り締まりなどの一環として日常的に職務質問や所持品検査を行っている警察官に、判決が大きな影響を与えることは避けられない。県警のある幹部は「職務質問と所持品検査は犯罪捜査の大きな武器。犯罪の嫌疑がなかったから違法だと結論づけられたことは、現場活動にとって厳しいと言わざるを得ない」と話す。

 県警によると、交番勤務などの地域警察官が平成27年に摘発した刑法犯と特別法犯計1万1582件のうち、職務質問がきっかけだった事件は2940件で4分の1を占める。所持品検査をどの程度したのかという記録は残っていないが、職務質問と所持品検査が防犯上、大きな効果を発揮しているのは間違いないだろう。

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