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【衝撃事件の核心】「ブタ箱生活45日の間に…」診療報酬詐欺の片棒担いだ「ドクターK」怒りの激白 歯科医院ナゾの〝乗っ取り〟被害

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【衝撃事件の核心】
「ブタ箱生活45日の間に…」診療報酬詐欺の片棒担いだ「ドクターK」怒りの激白 歯科医院ナゾの〝乗っ取り〟被害

大阪府警OBが絡む診療報酬詐取事件で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決が確定した後に取材に応じるK氏。自らの歯科医院が勝手に閉じられ、医療機器や患者データが失われるというまさかの事態に怒りをぶちまけた=神戸市内 大阪府警OBが絡む診療報酬詐取事件で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決が確定した後に取材に応じるK氏。自らの歯科医院が勝手に閉じられ、医療機器や患者データが失われるというまさかの事態に怒りをぶちまけた=神戸市内

 徳島市内のK氏の自宅のインターホンが鳴ったのは、それから間もない昨年6月27日早朝。外で待ち構えていたのは府警の捜査員だった。

 知人から「警察は朝に逮捕に来る」とあらかじめ教えられていたK氏。覚悟を決めて身支度を整えていると、捜査員から「旅行行くのと違うで。早くして」と叱責(しっせき)を受けた。任意聴取された当時とは異なる厳しい言葉。間もなく手錠をかけられ、ついに「犯罪者」になったのだと実感した。

更生促してくれた警察官

 捜査車両に乗って明石海峡を越え、到着した府警浪速署で出迎えたのは旧知の捜査員だった。これまで通り素直に罪を認め、質問には洗いざらい答えた。

 夕方、留置場の鉄格子の中に初めて入ると、同房者で覚醒剤の常習者という「カメさん」から予想外の〝歓迎〟を受けた。

 「今朝の新聞に出てた人やで。こんな『大物』に出会うのは初めてや」

 K氏の逮捕情報は、すでに当日朝刊で大きく報道されたため、事件の概要はすでに知られていたのだ。

 「同房者に殴られたり、いじめられたりするのではないか」という逮捕前の不安は払拭(ふっしょく)されたが、寝床で頭に浮かぶのは事件を起こしたことへの後悔。府警OBら共犯者への恨みもあるが、一番考えるのは徳島市内に残した家族や歯科医院のことだった。

 「早くシャバ(一般社会)に戻りたいですわ」。K氏は留置場担当の署員に弱音を吐くと、その署員はこう応じたという。

 「そういうことを言うものじゃない。あなたは外で『先生』と呼ばれていたわけでしょう。一刻も早く罪を清算した方がいい。それが患者さんのためでもあるのだから」

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