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【衝撃事件の核心】「ブタ箱生活45日の間に…」診療報酬詐欺の片棒担いだ「ドクターK」怒りの激白 歯科医院ナゾの〝乗っ取り〟被害

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【衝撃事件の核心】
「ブタ箱生活45日の間に…」診療報酬詐欺の片棒担いだ「ドクターK」怒りの激白 歯科医院ナゾの〝乗っ取り〟被害

大阪府警OBが絡む診療報酬詐取事件で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決が確定した後に取材に応じるK氏。自らの歯科医院が勝手に閉じられ、医療機器や患者データが失われるというまさかの事態に怒りをぶちまけた=神戸市内 大阪府警OBが絡む診療報酬詐取事件で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決が確定した後に取材に応じるK氏。自らの歯科医院が勝手に閉じられ、医療機器や患者データが失われるというまさかの事態に怒りをぶちまけた=神戸市内

 府警は27年秋から内偵捜査を始め、昨年3月には歯科医院などの家宅捜索に乗り出した。複雑な不正スキームを前に捜査は難航も予想されたが、K氏は府警の任意の事情聴取に内情をすべてさらけ出したという。

 架空患者の治療をカルテに記載し、保険点数を水増しして診療報酬をだまし取った手口について、専門用語をかみ砕きながら当時の状況を捜査員に説明。府警OBの男らに「金銭を要求された末に歯科医院を乗っ取られ、不正を強要された」ことも事細かく明かしたというのだ。

 捜査段階から一貫して自らの悪行への反省を口にしたK氏の姿勢は量刑にも影響した。

 大阪地裁は判決で「歯科医院の経営を立て直すため、共犯者の要求に応じて詐欺の実行にかかわった」と断じつつも、詐取したカネで私腹を肥やしていなかったと指摘。「事件の首謀者や主犯とはいえない」と認定し、執行猶予付きの有罪を言い渡した。

記者押し寄せ舞い上がる?

 記者は家宅捜索の直後から逮捕されるまでの間、繰り返しK氏を取材した。ただ、本紙だけでなく、他の新聞やテレビ局の記者たちも続々と押し寄せた。K氏は注目されたことで舞い上がったのか、ある日、勘違いしたような発言をした。

 「私は警察の協力者の立場でもある。ある記者さんは、私がギリギリでパクられない(逮捕されない)と言っているんですよ」

 逮捕前の「容疑者」取材では、人間関係を壊すことなく、事件の真相を少しでも詳細に聞き出そうとするのがセオリーといえる。だが、自らも事件の片棒を担いでいたことを忘れたようなK氏の発言に対し、記者は思わずイラッときて口にしてしまった。

 「先生は、ほぼ間違いなくパクられますよ」

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