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すだれ越しに入浴監視「裸は見ないで」 性同一性障害の服役に意見書 神戸刑務所の外部委員会

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すだれ越しに入浴監視「裸は見ないで」 性同一性障害の服役に意見書 神戸刑務所の外部委員会

神戸刑務所の受刑者入浴時の対応(イメージ)。受刑者は自身を女性と自覚し、不完全ながら性別適合手術も受けていたという 神戸刑務所の受刑者入浴時の対応(イメージ)。受刑者は自身を女性と自覚し、不完全ながら性別適合手術も受けていたという

 戸籍上は男性ながら社会生活では女性として過ごし、神戸刑務所(兵庫県明石市)で服役する受刑者(42)の入浴時、男性職員が裸を見る状態で監視するのは法務省の性同一性障害に関する指針に反するとして、弁護士や医師らでつくる同刑務所の刑事施設視察委員会が女性職員による対応を求める意見書を提出していたことが30日、分かった。

 昨年12月5日付。司法関係者によると、指針をめぐる意見書は珍しいという。法務省によると、性同一性障害や同様の傾向がある受刑者らは昨年3月時点で全国の刑務所などに約50人いる。

 性同一性障害がある受刑者らの処遇指針は法務省が平成23年に通知し、27年に改正。今回のようなケースでは「女子職員による対応」か「男子職員が視認し得ない措置」にすべきだと規定している。

 意見書などによると、刑務所が浴室や脱衣所の扉の前に当初設置していたすだれ型のパーテーションでは、裸が見える状態だった。刑務所側は意見書の提出後、3枚重ねにしてシルエットしか分からなくするなどの改善措置を取ったという。

 受刑者の代理人弁護士によると、受刑者は自身を女性と自覚し、不完全ながら性別適合手術も実施。外形は女性だといい、昨年7月から服役している神戸刑務所でも定期的に女性ホルモンの投与を受けている。

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