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「トカゲ丸焼き」で毒薬配合、夜襲方法も詳述…甲賀の「秘伝」忍術書見つかる 諜報活動の秘密守る誓約書も

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「トカゲ丸焼き」で毒薬配合、夜襲方法も詳述…甲賀の「秘伝」忍術書見つかる 諜報活動の秘密守る誓約書も

見つかった主な忍術書のタイトル。これ以外にも、鉄砲の砲術書や馬術、居合術、呪術書などもあり、忍者がさまざまな分野の技術を習得していたことがわかる 見つかった主な忍術書のタイトル。これ以外にも、鉄砲の砲術書や馬術、居合術、呪術書などもあり、忍者がさまざまな分野の技術を習得していたことがわかる

 滋賀県甲賀市で平成12年に見つかった江戸時代の古文書「渡辺家文書」に、毒薬配合や夜襲方法などを記した忍術書17点や、諜報活動をする「御忍役人」として仕えた尾張徳川家に「有事にはすぐに駆け付ける」「秘密契約のため、父子兄弟や友人にも話さない」と記した誓約書が見つかったことが30日分かった。

 17点のうち古い4点は江戸時代初期の1670~80年代に書かれていた。甲賀と伊賀の忍術を辞典のようにまとめた忍術書「万川集海」(1676年)と内容が似ている部分はあるが、甲賀で代々、忍術が継承されていたことを示す貴重な史料という。

 渡辺家文書は約150点で、甲賀市の元会社員渡辺俊経さん(79)宅で発見され、昨年から市が解読していた。

 古い4点は「忍次之火巻」「忍法行巻」など。毒薬としてハンミョウやトカゲを丸焼きにして粉にし、井戸に入れるとあった。ハンミョウは当時、毒があると信じられていた。「ネムリ薬」では「クソムシの抜け殻やタバコなどの粉を火であぶると、煙で敵は眠る」と書かれていた。

呪術書も存在…多彩な技術習得

 「夜討之事」の項目では「敵の門外から手火矢や毒玉を打ち込み、敵が外に逃げ出したら、毒を含む手火矢で攻撃する。手火矢の火が消えても、その煙にまかれると危ないので、すぐには近寄らないこと」と記していた。手火矢は、火矢や手榴弾(しゅりゅうだん)のような武器とみられる。

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