産経WEST

【田淵幸一物語・第3部(3)】初対面、広岡達朗の注文

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【田淵幸一物語・第3部(3)】
初対面、広岡達朗の注文

本紙評論家・広岡氏との初めての対談で緊張した表情をみせる田淵 本紙評論家・広岡氏との初めての対談で緊張した表情をみせる田淵

 田淵「そうですね」

 広岡「君は1年生だし、言いにくいだろうが、どしどし意見を言うべき。相談事があれば吉田コーチにすればいい。往年の彼はピチピチとした動きをしていた。君とはポジションは違うが、彼の“後継者”になるつもりでやって欲しい」

 田淵「はい、判りました。全力を尽くします」

 対談はこれで終わり。広岡らしい指摘だった。余談だが、この時、広岡の頭に好敵手だった「吉田義男」がすでに、大きな存在になっていたことは注目に価する。それから16年後の昭和60年、2人が戦った日本シリーズ途中で広岡は吉田に「このシリーズが終わったら私は監督を辞任する」と告白した。

 「誰にもまだ言うてないと…。なんで私に一番に言うたんやろ?」と吉田は首をひねったが、その答えはここにあった。(敬称略)

次のニュース

田淵幸一物語のニュース

このニュースの写真

  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督

「産経WEST」のランキング