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発達障害と生きるピアニスト・野田あすかさん 大阪で初公演「みんなの力になりたい」

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発達障害と生きるピアニスト・野田あすかさん 大阪で初公演「みんなの力になりたい」

大阪公演を前に「人の心の力になりたい」と話す野田あすかさん=大阪市中央区 大阪公演を前に「人の心の力になりたい」と話す野田あすかさん=大阪市中央区

 チャイムを守ることも理解できなかった。草取りの時間では、終業のチャイムが鳴っても1人だけ目の前の草がなくなるまで続けようとし、「ルールを知らない自分が悪い」と責めた。

 中学で父が単身赴任するなど環境が変わると、ストレスからパニックに陥り、自傷行為が目立つように。高校ではいじめに遭い人が怖くなった。「だったら見えなくなればいい」と目をドアに打ちつけた。不登校になり、転校を余儀なくされた。

 そんな日常を唯一癒やしてくれたのが4歳で始めたピアノだった。「音を通じて自分の心を教えてくれるピアノは、私の心の中にある私そのもの」と語る。

 音楽教師になろうと宮崎大に入学してからも試練は続いた。人間関係のストレスは解消されず、再びパニックを起こして自宅2階から飛び降り、右足を骨折。ピアノが原因と疑われ、鉄格子で窓が覆われた精神病棟への入院を強いられる。半年間ピアノから遠ざかる絶望も味わった挙げ句、退学を余儀なくされた。

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