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【JR脱線事故12年】生かされた意味探し熊本の被災地へ、次は自分が命を守る 作業療法士の中野皓介さん

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【JR脱線事故12年】
生かされた意味探し熊本の被災地へ、次は自分が命を守る 作業療法士の中野皓介さん

摂津市保健センターで作業療法士として働く中野皓介さん(右から2人目)=4日午後、大阪府摂津市(沢野貴信撮影) 摂津市保健センターで作業療法士として働く中野皓介さん(右から2人目)=4日午後、大阪府摂津市(沢野貴信撮影)

 昨年4月、熊本を大きな揺れが襲った。手に取った新聞には、避難所で体を休める被災者の姿があった。被災地に駆けつけることを決心し、JRATの派遣メンバーに手を挙げた。

 5月初旬、作業療法士として初めて熊本県宇城市に入り、避難所を回りながら現地の保健師らに避難所での体操方法などをアドバイスした。その間も、余震は絶え間なく続く。不安を感じる被災者に寄り添った。

 4日間という限られた活動期間を「実際に行ってみたら何もできなかった」と振り返る。それでも「熊本に行ったことで、次に何かあったときに救える命があるはず」。助けてくれた人たちへの恩返しの一歩になったととらえている。

 支援が必要な人に、今度は僕がそっと手を差し伸べること-。あの日、生かされた意味が、今ははっきりと分かる。

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