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【虎のソナタ】『心臓破りの丘』でつまずいた

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【虎のソナタ】
『心臓破りの丘』でつまずいた

ビシエドに一発を浴び、1球で降板したマテオ ビシエドに一発を浴び、1球で降板したマテオ

 七回、4番平田に好投青柳は86球目のシュートを軽々と左翼席に同点ホームランにされた。ここから“流れ”はイッキに逆流する。緊張の糸が阪神のあちこちで音を立てていくのがわかる…。微妙な継投のメンタリティーは金本阪神のウイークポイントだ。あきらかにベンチがバタバタし始めて、ソコに中日は足をからめて追い詰める…その虚々実々…二死満塁でこの日23歳の誕生日の京田が打った! 一挙逆転。

 ところが八回に今度は阪神が二死から粘る。一、二塁に代打で登場した高山が左中間に二塁打でジリッ。まだここまでは2-3の1点差。

 野球の試合ではこの八回が『心臓破りの丘』といわれている。フト見るとデスク席で大沢はアワをふきそうな顔だよ。大のブラックコーヒー党の彼は開幕から登板デスクの日に虎が3連敗したので、黒星を呼んではイカン…とついにコーヒー断ちをして臨んだのだが…またしても大苦戦でアヘアへ状態となっていく。

 だが…八回裏に“心臓破りの丘”が待っていたのです。八回裏二死一塁でビシエドに阪神はマテオを投入。このスイッチが裏目と出た。初球148キロのストレートが右翼に突き刺さるトドメの2ラン!

 開幕から3連戦のカード勝ち越しがなかった不振の中日に“鬼門”のナゴヤドームで阪神は不覚にもつまずいたのである。

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