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市議会喫煙室が応接室に、近畿政令市で唯一 堺市が市民の相談に対応

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市議会喫煙室が応接室に、近畿政令市で唯一 堺市が市民の相談に対応

壁などの張り替えた行われた堺市議会の喫煙室跡=20日 壁などの張り替えた行われた堺市議会の喫煙室跡=20日

 近畿の政令市で議会フロアに唯一設置されていた堺市役所本館11階の喫煙室が改装され、5月下旬にも応接室に生まれ変わることになった。市役所屋内は禁煙にもかかわらず、13年間設置され、「議員だけ特別扱い」という市民の批判を受け、先月末で閉鎖されていた。(張英壽)

 吉川守議長が各会派の意向を聞いたうえで決めた。市民が使えるオープンスペースも検討したが、議員が市民のプライベートな相談を受けるために、会派の部屋とは別に新たに応接室を設置することにした。

 喫煙室は3月末に出入り口をテープで封印。今月15日にパーテーションが外され、19~20日にヤニがついたカーペットと壁、天井の張り替えが行われた。市は5月末までに、議員と市民のための応接室にする予定だ。喫煙室は約20平方メートルだったが、応接室はこれより狭くなる見込みで、いすやテーブルを置く。

 議会には会派別の部屋も設けられているが、吉川議長は「市民からの相談にはプライベートな内容のものもあり、会派の部屋は対応しにくい。そういうときに、この応接室を使えるようにしたい」と話した。

 市は、平成15年の健康増進法施行を受け16年に市役所屋内を全面禁煙にすると議会に説明したが、議会側が「議会フロアに喫煙室1カ所を設けてほしい」と要請し、急遽(きゅうきょ)約210万円かけて16年3月に喫煙室を設置。しかし、市民からの批判を受け、昨年12月20日の市議会本会議で、4会派と1議員による撤去を求める決議案を可決していた。

 近畿の政令市では、大阪市、京都市、神戸市とも議会フロアに喫煙室は設置されていない。

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