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公立幼稚園1園が耐震基準満たさず、こども館計画廃止受け診断 大阪・阪南

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公立幼稚園1園が耐震基準満たさず、こども館計画廃止受け診断 大阪・阪南

 幼稚園と保育所7施設を1カ所に統合する大阪府阪南市の「総合こども館(仮称)」計画の廃止を受け、市が補強済みの1施設を除く6施設の耐震診断を進めた結果、幼稚園1園の建物が耐震基準を満たしていないことが20日、わかった。市側は保護者に対し他園への一時転園を勧めるなど対応をとるとしている。

 市によると、耐震基準を満たしていない可能性があるのは、築50年を超えた市立尾崎幼稚園(同市尾崎町)の保育室と管理棟。耐震診断を行っていた委託業者からの速報値では、いずれも震度6強以上で倒壊する可能性が高いという。園児たちは現在、倒壊可能性が低い遊戯室で過ごしているという。

 尾崎幼稚園の保護者への説明会では、市側からの「5月8日から別の幼稚園に移動してほしい」などの提案に対し、保護者からは「もう少し遊戯室での保育を続けてほしい」「移動はやむを得ない」などさまざまな意見が出たという。市では「あくまでも速報値だが、倒壊の可能性が高いということで、一時転園をお願いした」と説明。移動場所や時期などについて再度検討するとしている。

 市は、旧家電量販店の建物を使い、幼稚園と保育所の計7カ所を統合する総合こども館計画を進めていたが、昨年10月の市長選でこども館計画に反対する水野謙二氏が初当選し、計画が撤回。その後の方向性を決めるために幼保施設の耐震診断を進めた結果、尾崎幼稚園以外の2保育所でも、震度6強以上で倒壊の可能性があると診断されたという。

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