産経WEST

【竹島を考える】日韓合意はどこへ?苦々しい慰安婦像ラッシュ、韓国の無軌道をただせない日本政府は「裸の王様」だ 下條正男・拓殖大教授

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【竹島を考える】
日韓合意はどこへ?苦々しい慰安婦像ラッシュ、韓国の無軌道をただせない日本政府は「裸の王様」だ 下條正男・拓殖大教授

米カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦像。撤去を求めた訴訟で、原告の日系住民らの上告審の請願が棄却された 米カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦像。撤去を求めた訴訟で、原告の日系住民らの上告審の請願が棄却された

沈黙の日本政府を突き気炎あげる韓国

 それに、外務省と島根県竹島問題研究会の見解は、微妙に違う。

 島根県が2005年に「竹島の日」条例を制定したのは、1905年2月22日、「無主の地」だった竹島が島根県の隠岐島司の所管となってから100年に当たる年だからで、竹島をあえて「日本固有の領土」とはしていない。

 だが、日本政府の見解では、日本は江戸時代に竹島の領土権を確立し、1905年の竹島の日本領編入は、「竹島を領有する意思を再確認する」もので、竹島は「日本固有の領土」だとしている。

 これに対して韓国側は、「日本は1877年の『太政官指令』で竹島を日本の領土ではないとした。それを『固有の領土』とするのは論理的矛盾だ」として、批判を続けている。

 だが、日本政府の竹島問題関連のホームページでは、韓国側の批判にこたえていない。それをいいことに、竹島問題研究会に論破されたはずの韓国側は、その不都合な事実を隠蔽(いんぺい)した上、反論しない日本政府の見解を俎上にのせ、気炎を上げている。

 韓国側から非難されてもそれに気付かない限り、日本政府の竹島政策は当事者能力を欠いた「裸の王様」でしかない。

「産経WEST」のランキング