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【ビジネスの裏側】ご飯減らして「オムッコリー」 外食でも我慢せずに糖質制限

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【ビジネスの裏側】
ご飯減らして「オムッコリー」 外食でも我慢せずに糖質制限

「エスタシオンカフェグラン大阪」の糖質制限メニュー。オムッコリー(奥)とカルボナーラブロッコリー=大阪市北区(南雲都撮影) 「エスタシオンカフェグラン大阪」の糖質制限メニュー。オムッコリー(奥)とカルボナーラブロッコリー=大阪市北区(南雲都撮影)

 オーベルジュ(宿泊型のレストラン)スタイルの神戸北野ホテル(神戸市中央区)は、フランス料理のディナーに低糖質のコース(1万1880円)を用意している。

 神戸高見牛のローストをメインディッシュにデザートまで12品。小麦粉の代わりに大豆やナッツの粉を、砂糖の代わりに低糖質の甘味料を使用する。このほか素材の持つコクやうまみで調理を工夫し、1食の糖質量を38・55グラムに抑えた。

 低糖質メニューに関心が高まる中、同ホテルの山口浩総支配人・総料理長が実際に糖質制限ダイエットを試し、効果を実感したのがきっかけ。セミナーなどで学び、食材メーカーやパン職人らと相談しながら、2カ月ほどかけてメニューを開発し、他のコースと遜色のない味に仕上げることができたという。

 広報担当者は「糖質を制限していても、家族や友人とおいしく食事を楽しむことができると喜ばれます」と話す。

伸び続ける市場規模

 3大栄養素の1つである炭水化物に含まれる糖質は、取り過ぎると糖尿病など生活習慣病の原因にもなる。ただ、厳しい糖質制限は続けるのが困難なほか、行き過ぎると心臓血管障害などのリスクが高まるという調査もある。

 このため、食品メーカーや流通大手などでつくる「食・楽・健康協会」(東京都)は、通常1食当たり90~100グラムの糖質量を、20~40グラムに抑える緩やかな糖質制限食を推奨。ご飯を減らして肉や魚のおかずを増やし、野菜やキノコなど糖質量の少ない食材や低糖質甘味料を使うことで、無理なく糖質を制限できるとしている。

 アルコール飲料や清涼飲料水、菓子などでは「糖質オフ」製品が近年相次いで発売されている。調査会社の富士経済の調べでは、「糖質オフ・ゼロ」商品の平成28年の市場規模は、前年比7・7%増の3431億円の見込みと、近年伸び続けている。

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