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檀家減少、後継者不足で悲鳴をあげる過疎地の寺を支援…一方で「寺院解散の手引き」も作成 浄土真宗本願寺派

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檀家減少、後継者不足で悲鳴をあげる過疎地の寺を支援…一方で「寺院解散の手引き」も作成 浄土真宗本願寺派

浄土真宗本願寺派が作った「寺院解散の手引き」 浄土真宗本願寺派が作った「寺院解散の手引き」

 過疎化による檀家の減少や後を継ぐ住職の不足を受け、仏教系宗派で最大の信者数を持つ浄土真宗本願寺派(京都市下京区、本山・西本願寺)が富山県や島根県に支援員を配置し、寺の困り事相談や地域とのつながり強化を探る取り組みを始めた。廃寺にする際の手引も作るなど、末寺支援を本格化させている。

 富山県にある本願寺派の末寺では、住職の死後、管理を引き継いだ住職代務も約30年前に死去。以降、無人状態となった境内は竹や草が伸び放題で、本堂のひさしも一部で瓦が落ちている。宗派の地元僧侶は「放置するわけにもいかないが、強引に解散して門徒や地元とあつれきを生めば宗派全体の信用に関わる」と難しさを語る。

 こうした苦境を受け、本願寺派は昨年、富山と山陰の両教区で末寺支援のための担当者を配置。本年度中に石川、滋賀、四州(四国)、安芸(広島)の4教区でも支援員を任命する予定だ。

 一方、平成26年6月には、全国の末寺向けに、廃寺の手続きや財産処分の流れをまとめた冊子「寺院解散の手引き」を作った。宗教法人法に基づく都道府県への解散申請や、門徒の新たな帰属先の決定、門徒からの同意の取り付けなど、手続きの流れや必要書類の様式を解説している。

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