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【関西の議論】神の国・淡路島は「鉄の国」だった-「邪馬台国畿内説」の“弱み”はね飛ばす鉄器工房跡発掘

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【関西の議論】
神の国・淡路島は「鉄の国」だった-「邪馬台国畿内説」の“弱み”はね飛ばす鉄器工房跡発掘

邪馬台国の時代 邪馬台国の時代

 「神話の骨格をなすストーリーをもつ淡路と出雲に、鉄器や青銅器という重要な遺物が見つかったことは偶然ではない」と伊藤次長。石野さんも「淡路が特別な場所だったという意識が古事記編纂(へんさん)の飛鳥時代まで伝わっていたのではないか」と古代に思いをはせた。

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 鉄器 弥生時代初め(紀元前4世紀ごろ)、中国大陸から朝鮮半島を経て日本に伝わったとされ、九州北部から日本列島に広まった。当時は鉄板などから加工した鍛冶作業にとどまり、鉄鉱石や砂鉄から鉄を作る製鉄は6世紀(古墳時代後期)とされる。

 縄文時代までの石器と異なり、鉄器によって作業効率が飛躍的に向上。大阪府立弥生文化博物館の実験では、太さ20センチの木を伐採するのに石斧は12分だったが、鉄斧はわずか3分。武器に使われる鉄製の矢じりは、木製の盾(厚さ1~2センチ)を貫通し、戦闘用に大きな威力があったことが裏付けられた。

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