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特別背任事件で逆転無罪…「合理的な疑い残る」 広島高裁岡山支部

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特別背任事件で逆転無罪…「合理的な疑い残る」 広島高裁岡山支部

 土木工事関連会社の資金約2億円を返済能力が低い取引先に貸し付けたとして会社法違反(特別背任)の罪に問われた元取締役の男性被告(66)=岡山県倉敷市=の控訴審判決で、広島高裁岡山支部は19日、懲役2年6月、執行猶予4年とした1審岡山地裁判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。

 判決理由で大泉一夫裁判長は、被告は貸付金の回収が難しいとの認識があったが「新規事業のため多額の資金を投入し、努力により成功を期待するのは不合理ではない」と指摘。取引先の利益を図る目的があったと認めるには合理的な疑いが残るとした。

 男性は平成20年7~8月、返済能力のない取引先に健康食品の開発費用の名目で計約2億円を送金し、自身が取締役を務めていた会社に損害を与えたとして26年7月に起訴されていた。

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