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【芸能考察】ロック音楽も“安心・安全・親の信頼”時代…個性派バンド「空想委員会」が変える概念 技巧さ、アニメ「遊☆戯☆王」曲もヒット

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【芸能考察】
ロック音楽も“安心・安全・親の信頼”時代…個性派バンド「空想委員会」が変える概念 技巧さ、アニメ「遊☆戯☆王」曲もヒット

「信頼と安心のバンド」をめざすと話す空想委員会。右から三浦隆一(ボーカル兼ギター担当)、佐々木直也(ギター担当)、岡田典之(ベース担当) 「信頼と安心のバンド」をめざすと話す空想委員会。右から三浦隆一(ボーカル兼ギター担当)、佐々木直也(ギター担当)、岡田典之(ベース担当)

 そんなわけで着実に支持層を増やし、2016(平成28)年には2作目のアルバム「ダウトの行進」とともに両A面シングル「ビジョン/二重螺旋構造」(3枚目のシングル)を発売。「ビジョン」はテレビ東京系アニメ「遊☆戯☆王ARC-V」のエンディングテーマに採用され、一気にファンを増やした。

 そんな追い風の中、4月5日に発売した3作目のアルバム「デフォルメの青写真」は、3人が「自身の経験が最も如実に反映された作品」(三浦)、「サウンド面では自分たちの最高傑作です。歌が前面に出ていながら、迫力ある演奏とサウンド、そして音作りが実現できました」(佐々木)、「歌詞を大切にしながら、サウンド面でも攻めている作品です」(岡田)と胸を張る傑作に仕上がった。

 とりわけ歌詞がリアルで“制服を脱げばただの透明人間”と自身のアイデンティティーの希薄さに戸惑う「何者」や、「愛してる」という言葉の重みを大切にし過ぎて、いつまでも告白できないアカン奴を歌う「アイシテルの破壊力」などなど、ひとひねり、ふたひねりが加わった巧みな描写に惹かれる。

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