産経WEST

【衝撃事件の核心】放火か失火か、ヨットハーバー連続火災ミステリー 法廷で顔面蒼白、汗まみれ…第一発見者尋問は異例の中止に

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
放火か失火か、ヨットハーバー連続火災ミステリー 法廷で顔面蒼白、汗まみれ…第一発見者尋問は異例の中止に

短期間に4件もの火災があった歴史あるヨットハーバー。運営会社は保険会社に保険金の支払いを請求したが「失火ではなく放火」「会社側の犯行」などとして拒否され、法廷闘争に発展した 短期間に4件もの火災があった歴史あるヨットハーバー。運営会社は保険会社に保険金の支払いを請求したが「失火ではなく放火」「会社側の犯行」などとして拒否され、法廷闘争に発展した

A社は真っ向反論

 こうした保険会社側の主張に対し、A社側も真っ向から反論した。まず第1、第3火災の出火原因について、電気配線からの発火の可能性も否定できないとした上で、仮に放火であったとしても第三者が侵入して放火することは十分可能だとした。

 まずヨットハーバーでは、冬にはイルミネーションの点灯が行われるほか、夏は釣り客が集まり、不特定多数が出入りしていた。

 クラブハウス1階の出入り口や窓は常時施錠されているわけではなかった。ボートハウスは施錠されていても、扉やガラス戸を壊せば容易に屋内に侵入することが可能だった。

 放火の動機もないと強調した。各火災の当時、債務の支払いに窮していたことはなく、「保険金の支払いがなくても、現在まで営業を継続することができている」と説明した。

 その上、第4火災は保険対象外の貯蔵所への放火だった。火のまわり具合によっては大爆発を引き起こした恐れもあり、「パフォーマンスなどで放火する理由は全くない」とした。

尋問中に〝異変〟

 訴訟では、第1火災の第一発見者であるA社の従業員、堀内隆さん=仮名=の証人尋問が行われた。

 保険会社側によると、第1火災の発生時、クラブハウスで宿直中だった堀内さんは火災警報器が鳴っているのに気づいたが、すぐにスイッチを切っていた。さらに119番通報の前に、上司と約1分10秒間、電話で話していることが分かった。保険会社側は「極めて不自然な行動だ」と疑問視していた。

 法廷での尋問中のことだった。堀内さんは顔面蒼白(そうはく)となり、大量の汗をかくなど体調が急変した。尋問は中止せざるを得なくなった。この点についても「極めて異常というほかない」と指摘した。

続きを読む

関連トピックス

「産経WEST」のランキング