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【衝撃事件の核心】放火か失火か、ヨットハーバー連続火災ミステリー 法廷で顔面蒼白、汗まみれ…第一発見者尋問は異例の中止に

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【衝撃事件の核心】
放火か失火か、ヨットハーバー連続火災ミステリー 法廷で顔面蒼白、汗まみれ…第一発見者尋問は異例の中止に

短期間に4件もの火災があった歴史あるヨットハーバー。運営会社は保険会社に保険金の支払いを請求したが「失火ではなく放火」「会社側の犯行」などとして拒否され、法廷闘争に発展した 短期間に4件もの火災があった歴史あるヨットハーバー。運営会社は保険会社に保険金の支払いを請求したが「失火ではなく放火」「会社側の犯行」などとして拒否され、法廷闘争に発展した

 出火原因について、地元消防の見解は以下のようなものだった。

 第1、第3火災は放火もしくは電気配線からの出火の可能性もあるが、明確な出火原因は不明。第2火災は放火の疑い。第4火災は放火だった。

 施設復旧に向けて、A社は火災保険契約を結んでいた保険会社に支払いを請求した。契約上、保険の対象となるのは第1、第3火災だった。

 しかし保険会社は免責条項に該当するとして、支払いを拒否した。「故意もしくは重大な過失又は法令違反によって生じた損害」だというのだ。事態は法廷闘争に発展した。

保険会社「放火の動機あり」

 訴訟で大きな争点となったのは火災が放火か否か、そして放火だとしてA社側の故意が認められるかどうかだった。

 保険会社は火災原因鑑定士による現地調査を実施。第1、第3火災のいずれについても、電気配線からの出火を裏付ける痕跡はなかったとして放火であると断定した。

 その上で、ヨットハーバーの立地を検討。車を使って狭い道をたどってこないとアクセスできず、不特定多数の人が日常的に訪れる場所ではないと訴えた。

 クラブハウスが焼失した第1火災の後、アクセス道路沿いには防犯カメラが設置されていた。

 しかしボートハウスが全焼した第3火災の発生時、カメラに不審な人物は写っていなかったという。

 ボートハウスは完全に施錠され、鍵を所持していたのは従業員らだけだったことも踏まえ、保険会社は第三者による放火ではないと結論づけた。

 さらにA社が多額の負債を抱えていたことから、保険金目的で放火する動機も十分にあったと主張した。

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