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【ビジネスの裏側】書店で最近目立つ「コクヨの本」 分かりやすい表現と整理の極意とは

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【ビジネスの裏側】
書店で最近目立つ「コクヨの本」 分かりやすい表現と整理の極意とは

「たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術」とキャンパスノートを並べて陳列している売り場=大阪市浪速区のジュンク堂書店難波店 「たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術」とキャンパスノートを並べて陳列している売り場=大阪市浪速区のジュンク堂書店難波店

 太田さんは、そのノウハウを実践しやすいノート開発をコクヨに持ちかけた。同社は生徒らにヒアリングし、縦方向にも真っすぐに線を引きやすいよう目印を付けた「ドット入り罫線」のノートとルーズリーフを発売。太田さんの書籍と並べて売る書店も登場した。

 学生だけでなく社会人にも人気は広まり、ドット入り罫線シリーズは累計約3億冊を売り上げているという。

本が書けるくらいに

 コクヨの出版は文具関連にとどまらない。同社の社員で他社向けの研修サービスを担当するワークスタイルコンサルタント、下地寛也さんは、23年8月発行の「コクヨの1分間プレゼンテーション」(KADOKAWA)を皮切りに「一発OKが出る資料 簡単につくるコツ」(三笠書房)など計7冊を手掛けている。

 多くはタイトルに「コクヨの~」が入る。同社のPRになるだけでなく「本を書けるレベルのノウハウを持たなければならないという社員の意識付けにつながっている」と下地さんは言う。

 それぞれの本に共通するのは、頭の中を整理して分かりやすく表現するにはどうすればよいか、ということ。その過程では「書く」という作業も鍵になっているようだ。

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