産経WEST

【衝撃事件の核心】フィリピンパブ嬢〝大胆〟不法入国作戦 「日本人とハーフ」証明書悪用のなりすまし…日本大使館もだます狡猾手口

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
フィリピンパブ嬢〝大胆〟不法入国作戦 「日本人とハーフ」証明書悪用のなりすまし…日本大使館もだます狡猾手口

在外邦人なりすまし事件の構図 在外邦人なりすまし事件の構図

 法務省によると、かつては「興業ビザ」の取得が容易だったため、多くのフィリピン人が来日してフィリピンパブなどで働くケースが多く、最盛期の平成16年には8万人を超えていた。しかし、不法滞在や売春強要などが社会問題化したことから、政府は翌17年、興業ビザの取得を厳格化。18年には約8千人にまで激減し、21年以降は2千人前後で推移している。

 日本側の規制が厳しくなった分、その「壁」の突破を手助けしているのがブローカーだ。同僚のキャサリンさん(40)=同=は「ブローカーがいるという話は聞いたことある。それだけ日本で働きたい女の子が多いということ」と打ち明けた。

奔放なシングルマザー

 捜査関係者によると、昨年11月に逮捕されたハリリ被告は、ブローカーらを通じ、現地在住で日本国籍を持つフィリピン人と日本人のハーフ女性(27)の身分証や戸籍謄本を取得。在マニラ日本大使館で正規の手続きを踏み、〝本物〟の旅券をやすやすと手に入れていた。旅券に掲載された顔写真は、ハリリ被告本人のものだった。

 逮捕される直前まで、東京都江戸川区のフィリピンパブでホステスとして勤務。パブを経営する男(55)や常連客(51)らが付き添い、日本人として東京都内の区役所で住民票を入手していた。さらに、その住民票などをもとに健康保険証も取得し、医療機関で保険適用の診察も受けていたという。

 日本とフィリピンの行き来を繰り返しており、入国が確認されたのは平成17年8月~昨年11月に少なくとも8回。このうち7回の渡航にハーフ女性名義の旅券を使った。来日中は全国を転々としながら各地のフィリピンパブで働き、日本に滞在するフィリピン人男性と偽装結婚した。

続きを読む

関連トピックス

「産経WEST」のランキング