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【関西の議論】「これは丸パクリです」専門家が明言〝近松門左衛門そっくり〟ロゴ 行政VS商店主団体の知的財産権騒動

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【関西の議論】
「これは丸パクリです」専門家が明言〝近松門左衛門そっくり〟ロゴ 行政VS商店主団体の知的財産権騒動

兵庫県尼崎市が平成2年から使用している近松門左衛門をモチーフにしたロゴマーク(右)と酷似した「尼崎あきんど倶楽部」のロゴマーク。倶楽部側は「市の了承も得ている」と主張しているが… 兵庫県尼崎市が平成2年から使用している近松門左衛門をモチーフにしたロゴマーク(右)と酷似した「尼崎あきんど倶楽部」のロゴマーク。倶楽部側は「市の了承も得ている」と主張しているが…

著作物は「個性が出ているものが対象」

 知的財産制度に詳しい大阪工業大大学院知的財産研究科の大塚理彦教授に、市とあきんどのロゴを見比べてもらったところ、「これは丸パクリ。著作権侵害の可能性が極めて高い」と強調する。

 大塚教授によると、全てのロゴが著作物になるのではなく、「デザインした人の個性が出ているものが対象」という。近松のロゴの場合、「a」の下の空間を塗りつぶしたり、英字をベースにちょんまげを表現したりしている点が個性だといい、「簡単にできるものではなく、創意工夫がすごく出ている」と著作物として評価する。あきんどが使い続けるには「市に認めてもらったことを立証する必要がある」と話す。

 類似ロゴをめぐる争いについては、葵の御紋で知られる水戸徳川家の家紋でも。子孫が理事長を務める公益財団法人「徳川ミュージアム」(東京)は昨年3月、特許庁に水戸市のイベント企画運営会社が使用する商標の取り消しを求めた。同社は27年に家紋に似たロゴをお守りや日本酒などで使う目的で商標登録していたが、特許庁は先月、「家紋に類似しており誤認の恐れがある」として商標取り消しを決定した。

高まる知財管理意識

 商標や特許といった知的財産に対する意識は高まっている。特許庁によると、27年の商標登録出願件数は約13万1千件。25年以降、3年連続で出願数が増加しているという。

 盗用被害や類似ロゴの使用を防ごうと、商標登録を進める自治体も。兵庫県三田市は昨年夏、「三田産」の農産物をPRするロゴを一般公募。類似ロゴがないか専門家に調査を依頼し、最後は1点に絞って商標登録を出願した。

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