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【地方からの挑戦(2)】「走り方の技術」向上で頂点へ 準備の大切さ説く松山大学女子駅伝部コーチ・村井啓一さん

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【地方からの挑戦(2)】
「走り方の技術」向上で頂点へ 準備の大切さ説く松山大学女子駅伝部コーチ・村井啓一さん

「第34回全日本大学女子駅伝」で初優勝のゴールテープを切る高見澤安珠選手=仙台市 「第34回全日本大学女子駅伝」で初優勝のゴールテープを切る高見澤安珠選手=仙台市

 松山大学女子駅伝部のモットーは「コツコツ、淡々、丁寧に」-心を込めて。大西崇仁監督が常に選手たちに語りかけている言葉だ。平成20年に全日本大学女子駅伝に初出場し、18位だった順位が、3回目の出場で4位となりシード権を獲得。以来7年間シード権を逃したことはない。常にパフォーマンスを発揮する選手たちの活躍を支える「準備とこだわり」の一部を紹介したい。

 チームを率いる大西監督は日本体育大学卒業後、旅行会社に就職するが、指導者を目指し、退社して大学院に進学。日本体育大学の陸上競技部短距離のコーチを9年間務めた「動き作り」のプロフェッショナルだ。

 短距離選手は、コンマ1秒を更新するために徹底的に走り方の技術を磨き上げるのに対し、長距離選手は心肺機能の向上でタイムが伸びるため、動き作りに時間を割いて練習するチームは少数派である。松山大学女子駅伝部が他チームと一番差別化されるのが、この「走り方の技術」の向上。大西監督自らが実践し選手たちに指導している。

 腕振りや足の接地、そして体重移動のタイミングの取り方を、ウオーミングアップの中でルーティン化して身体に染みつかせる。結果に結びつくには時間がかかるが、走りが明らかに変化してくるのだ。付け焼刃ではなく、時間をじっくりかけて積み上げたフォームの土台が、選手の大きな財産になっている。

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