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太陽電池の変換効率50%超えた 神戸大が新技術「理論上63%」発電コスト下げ実現めざす

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太陽電池の変換効率50%超えた 神戸大が新技術「理論上63%」発電コスト下げ実現めざす

 太陽光エネルギーを電気に変える太陽電池の変換効率を50%以上にまで引き上げる技術を開発したと、神戸大大学院工学研究科の喜多隆教授らの研究グループが6日、英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」電子版で発表した。研究グループによると、製品化が実現すれば、発電コストの大幅な引き下げにつながるとしている。

 太陽電池は、半導体を利用して太陽光エネルギーを電気に変換するが、これまではエネルギーの多くが半導体を通り抜けてしまっていたことで、変換効率は46%が最高だったという。

 研究グループは、透過するエネルギーの抑制を目指し、ガリウムヒ素とアルミニウムガリウムヒ素を材料とする2種類の半導体を組み合わせて実証実験を行った。その結果、変換効率は50%を超え、理論上では最大63%まで変換効率を高められるという。

 今後は電機メーカーと協力して3年以内の製品化を目指す。喜多教授は「2種類の半導体を組み合わせたシンプルな構造のため、製品化のコストも低くなる」としている。

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