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【関西の議論】「ご当地アイドル」の熱意が行政動かした…「ウォンバットが日本にやってくる」の裏話 「ふるさと納税」活用し募金1500万円

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【関西の議論】
「ご当地アイドル」の熱意が行政動かした…「ウォンバットが日本にやってくる」の裏話 「ふるさと納税」活用し募金1500万円

遠藤飼育員にだっこされるフク。「お嫁さんが待ち遠しいなあ」という気持ちかな? 遠藤飼育員にだっこされるフク。「お嫁さんが待ち遠しいなあ」という気持ちかな?

 大阪府池田市の「市立五月山動物園」に今秋、ウォンバット3頭が豪州からやってくる。現在、日本にはウォンバットが6頭いるが、過去に日本初の繁殖にも成功した実績を持つ同園ではそのうち3頭を飼育している。しかし、豪州が国外持ち出しを規制していることなどから、このままでは日本からウォンバットがいなくなる可能性も浮上していた。こうした危機的状況に立ち上がったのが、同園公式PRアイドルユニット「Keeper Girls(キーパー・ガールズ)」。彼女たちは地元を中心にライブ活動をしながら募金を呼びかけ、ついには1500万円もの資金集めに成功した。(高橋義春)

繁殖能力あるのは雄1頭だけ「お嫁さんを…」

 同園にウォンバットがやってきたのは平成2年5月。池田市と豪・ローンセストン市との姉妹都市提携25周年を記念して、動物親善大使として3頭が寄贈された。4年と5年には赤ちゃんが誕生し、日本初のウォンバット繁殖に成功したことで注目を集めた。

 現在も、雄のワイン(28歳)と雌のワンダー(28歳)、雄のフク(12歳)を飼育しているが、繁殖能力があるのはフクだけだ。

 瀬島幸三副園長(43)は「何とか次世代にウォンバットを残したい」と願っていたが、原産地・豪州から新たなウォンバットを連れてくるには難題が山積していた。

 ウォンバットは豪州が輸出規制を敷いているほか、ワシントン条約でも国際取引が厳しく規制されている。種の存続に資することを目的にした学術研究なら連れてくることができるが、それでも輸送費を含めた費用は400万~500万円がかかると見込まれていた。

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