産経WEST

【ビジネスの裏側】広がるスマホ翻訳 観光案内はもちろん「正露丸」でも

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【ビジネスの裏側】
広がるスマホ翻訳 観光案内はもちろん「正露丸」でも

スマホをかざすだけで簡単に商品説明を翻訳してくれる「QRトランスレーター」の画面(PIJIN提供) スマホをかざすだけで簡単に商品説明を翻訳してくれる「QRトランスレーター」の画面(PIJIN提供)

おみくじも多言語化

 大幸薬品が導入したのはITベンチャー企業「PIJIN」(東京都)が特許を取得している「QRトランスレーター」。36言語に対応できるように設計されている。

 QRトランスレーターは現在、正露丸などの個別の商品やレストランのメニュー紹介のほかに、奈良市や静岡県三島市といった自治体の観光地の案内板、サンシャイン水族館や東京ワンピースタワー、日光自然博物館などの施設案内でも利用されている。

 京都市左京区の貴船神社でも導入され、おみくじの片隅に印刷されたQRコードを読み取ると、英語と中国語、フランス語などに翻訳される。導入後、おみくじをひく訪日客も増えているという。

 PIJINの松本恭輔社長は「購買意欲を高めたり、新しい体験をしてもらえるきっかけになれば」と話す。「このモデルを海外にも輸出したい」といい、すでにパリのサクレ・クール寺院や、ネパールのパクタプル遺産でも案内用にQRトランスレーターが使われ始めているという。

神薬も詳しく中国語で

 中国人観光客から「12の神薬」として人気の医薬品のうち「熱さまシート」「アンメルツ」など5製品を手掛ける小林製薬は、これらを含む20商品について、スマホを使って中国語で概要を説明するサービスを今年2月に始めた。

スマホ、わずか3秒「日本の文化を知ってもらう」

「産経WEST」のランキング